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「自律神経」が乱れるということは?

「自律神経失調症」になると、今まですぐ回復していた腰痛や肩こりなども治りにくくなったり、さまざまな身体の部分に不調を感じるようになったりします。
これはどうしてなのでしょうか。
「自律神経」が整っていると、「交感神経」と「副交感神経」が活動するときと休息するときに適宜優位に働くのですが、これがその時に応じて働かないようになってしまうため、休息すべきときに休息できなくなる、ということ。
眠ることは身体を休めるという意味を持つものですが、さらに「内蔵機能の活動」「細胞の修復」という重要なポイントも持っています。
これがきちんと行われていると、翌日疲れも取れ、しっかりと身体も元気になってまた活動ができるのです。
しかし「自律神経が乱れる」ことで脳や身体がきちんと修復されなくなり、しかも人によっては眠るべきときに交感神経が経ってしまい「不眠」になってしまう。
「不眠」で身体が元気になることはありえないことです。

多くは「交感神経」が過剰な状態。

「自律神経の乱れ」が「自律神経失調症」の原因なのですが、特に「交感神経」が異常に立ってしまうことが原因として多いようです。
「交感神経」が高まった状態のままになるということは「副交感神経」が低下したままになるということ。
すると休息すべきとき、細胞の修復すべきとき、内蔵機能が働くべきときにそれができずに、ずっと興奮状態、活動状態になってしまうのです。

「交感神経」過剰による症状とは。

「交感神経」が立ったままになることで具体的には「血圧上昇」「脈拍数上昇」などになり「高血圧」で心臓に負担がかかります。
それらは身体を必要以上に活動状態にしてしまうことから、疲れが酷くなってしまいます。
さらに血中に糖分を高めてしまうことから「糖尿病」になるリスクまで高くなるのです。
しかも「副交感神経」が低下していますから、内蔵機能が低下してしまい、食欲不振・腹痛・便秘・下痢などの不調がでるのです。