トップページ > 自律神経失調症とは? > 自律神経失調症の原因

精神的なストレス

仕事でプレッシャーを感じるとか、日常生活のなかで大きな悲しい出来事が起こったなど、精神的にストレスを受けた場合に「自律神経失調症」になることが多いようです。
しかしなぜストレスを受けると「自律神経失調症」になってしまうのでしょうか。
ストレスが発生するしくみとは、激しい感情、情動が発生したことや、仕事のノルマなどでプレッシャーがかかったり物事を必要以上にネガティブに考えたりすることで起こるようになっています。
ストレスは「大脳皮質」に負荷をかけてしまうため、「大脳辺縁系」「視床下部」にも影響がでてしまい、「自律神経のバランスが崩れる」のです。

不規則な生活習慣

「自律神経」が整っている状態を考えると、生活習慣との関連性がよく分かります。
「自律神経」が整った状態とは夜になるとゆったりリラックスし、眠る間に「副交感神経」がしっかり働き、細胞の修復や休息がしっかりと行えます。
さらに日中は「交感神経」が優位になることで、活発に活動したり仕事にも邁進できる、ということ。
しかしこれらがきちんと働いていなかったり、逆の「自律神経」が優位になってしまったらどうでしょう?
寝ている間に「交感神経 」が優位だとしたら眠れませんし、休息も細胞の修復もできません。
また日中「副交感神経」が優位だと身体がだるい、仕事にやる気がでない、というのは道理にかなっているのです。

体質や性格

ストレスや不規則な生活習慣が「自律神経失調症」に必ずしも直結しているかというと、そのような環境でも問題ない、という人もいますね。
そこにはまた「自律神経失調症」になる要因には「体質」や「性格」も絡んでいるからなのです。
そもそも虚弱であったり、必要以上に神経質に物事を捉えてしまう性格の人は、そこにストレスや生活習慣が絡むと「自律神経失調症」になってしまうリスクが高くなります。
逆にいうなら、普段から身体を健康に保つ努力をしたり、考え方をポジティブシンキングに変えていくことが発症を予防することにつながる、ということです。