トップページ > 自律神経失調症あれこれ > 若年層の自律神経失調症

「自律神経失調症」にかかるのは、おもに仕事などが多忙でプレッシャーがかかりやすい年代であったり、女性特有のメンタル面での特徴から、以前はどちらかというと中年の世代に起こりがちなものといった感じでした。
しかし昨今では「若年層」の人たちにも「自律神経失調症」になる人が増えてきています。
ではどうして「若年層」の世代に「自律神経失調症」増えているのでしょうか。

生活スタイルの変化が要因に。

①電子機器の多用によるもの。
昨今では、5歳くらいの本当に小さなこどもでも、公園などに数人たむろしては、「電子ゲーム」を覗き込んで遊ぶようになっています。
公園では身体を動かして遊ぶものがたくさんあるのに、ひと所に集まって「無言で」ゲームを覗き込んでいる。
ある意味異様な光景です。
さらに学生もほとんどが「スマートフォン」などを持ち歩き、一日のほとんどの時間をこれに費やしている。
こういった電子機器の多用は、「ストレートネック」などになり、そこから神経に支障を来たすようになり、やがて「自律神経失調症」を引き起こすのです。

②食生活の無頓着が要因に。
日本ではとにかく「簡単に」そこそこおいしいものが手に入ります。
しかし忙しいからと言って「カップめん」やインスタント食品、ハンバーガーやピザなどのジャンクフードを食べているとどうなるのか。
やはり栄養の偏りが起こり、身体はそれなりに育ち、保てますが、欠乏する栄養素が出てきます。
するとさまざまなところに送られるべき栄養素が欠乏し、「自律神経失調症」に。
外食に頼っている人も、この点では同じです。

③不規則な夜型の生活が要因に。
若いからと言って、夜遊んで朝寝ていれば、寝る時間が確保できているから大丈夫、というのは間違いです。
人間の身体は、「太陽の光を適量浴びる必要がある」もので、それによって「体内時計が整う」ものです。
ですから、深夜起きていて、朝眠るような生活を続けることで、「若年層」でも「自律神経失調症」になってしまうのです。

若いからと言って自分の身体を過信しない。

生活スタイルというものは、一旦それに慣れてしまうとなかなか元に戻したり改善することは難しいものです。
ですから、極端な状態になるまえに、徐々に規則正しい生活スタイルを確立していくことが重要。
「若いから大丈夫」と安易に考えていると、後で容易に改善できなくなるかもしれません。