女性なら、40代前後になると意識してしまうのが「更年期障害」という症状。
よく聞くのは「ホットフラッシュ」という冷えのぼせや、イライラ、何となく気分が落ち込んでしまうなど、これも「自律神経失調症」のひとつです。
しかし昨今男性にも「更年期障害」が出ることが分かってきました。
ここでは男性の「更年期障害」について解説していきます。
男性の「更年期障害」の原因とは？
①ホルモンバランスの変化
以前は「更年期障害」といえば女性特有のもので、「女性ホルモンのバランスが大きく変化」することが原因と考えられていました。
しかし男性にも「ホルモンバランス」というものがあり、やはり40代を超えるとこのバランスに変化が起こるのです。
それによって身体の中のさまざまな機能に不具合が生じるなどから「更年期障害」になってしまうようです。
②さまざまなストレス
また40代といえば、家庭では子どもが年頃になっていて受験のことや将来のことを考えたり、金銭面でもやや辛い時期でもあります。
さらに職場でも人間関係が上司と部下の板挟みになるなど、強いストレスがかかりやすくなってしまいます。
そういった要因が重なり、男性でも「更年期障害」になってしまうんですね。
男性の「更年期障害」の症状とは？
①疲れやすい、やる気がでない
ホルモンバランスの変化から、自律神経が乱れてしまい、交感神経と副交感神経がきちんと働かなくなると、疲れが取れにくくなったり、日中副交感神経が優位になってしまうなどからやる気が落ちてしまいます。
②不安感がある、眠れない
精神面で意味もなく不安を感じたり、夜目が覚めてしまうなど不眠の症状がでるのも「更年期障害」の症状のひとつ。
「更年期障害」は内科などで血液検査で判断ができます。
③落ち込んだりイライラしたりする
精神的に不安定になってしまうと、これが何が原因なのか、また何の病気なのかとても分かりにくいのです、これも「更年期障害」の症状に該当します。
専門外来で血液検査をしましょう。
精神的名症状も伴うため、最初に心療内科などを受診してしまうと、「うつ病」などの診断がおりる場合もあるようです。
しかし専門外来で「血液検査」を行えば、「更年期障害」なのかどうかを明確に確定することができます。
ですからまず思い当たるふしがある、という方は、「更年期障害」の専門外来で確認しましょう。
