「自律神経失調症」の要因のひとつに、「偏った食生活」というものがあります。
「自律神経失調症」に関わらず、さまざまな病気の要因となりうるのがこの「食事」というものですので、これを機会にしっかりと見直すことが重要です。
ここでは「自律神経失調症」の改善に役立つ「食生活」について解説していきます。

「自律神経失調症」を改善する「食生活」とは?

①何よりもその「栄養のバランス」が重要。
一般的にも「この病気にはこの栄養素が必要だから●●を食べましょう」などと良く聞きますが、そればかりを摂取していてもダメです。
「自律神経失調症」を改善するにはとにかく「バランス」というものがキーワードになりますので、「栄養のバランス」をとることを考えましょう。

②具体的に必要な「栄養素」とは。

【ビタミン類を豊富にすること。】
「自律神経失調症」になってしまうと「ビタミBB群」が急激に消費されてしまうので、しっかり補っておきたいものです。
具体的名食材としては、「レバー」であるとか「魚や肉などの赤身のもの」などを適量。
また「ビタミンC」も必要ですのでピーマンやブロッコリーなど「緑黄色野菜」もしっかりと摂りましょう。

【カルシウムも効果的。】
カルシウムは精神の安定にも深く関わる栄養素です。
具体的な食材では牛乳はもちろん、大豆製品や小魚などに豊富に含まれていますので、積極的に摂りましょう。

③3食「規則正しい時間」に、ゆったりと。
栄養素をしっかりバランスよく摂ることが大切、ということは、何となく理解している方も多いと思います。
しかしさらにポイントなのは、「食事を摂る時間」です。
「自律神経」を整えるには「規則正しい時間にさまざまなことが行われる」ことがとても重要なことですので、食事を戴く時間も日々ほぼ同じような時間を設定するのです。
そうすることで、身体自身も「そろそろ食事の時間だ…」と「副交感神経」が優位になろうとします。
これを繰り返すことで食事の時間帯には「副交感神経」がしっかり働くようになり、内蔵機能もアップします。
そして「食事の時間はゆったりと」。
時間を取り、きちんと「噛む」ことで食事の消化もよくなり、ゆったりと過ごすこともできるのです。
それによって内臓もしっかり働くことができますし、栄養もしっかりと取り込むことができる。
食事の時間というものは意外にも、これほど大事なものなのです。